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精神障害の労災増加、過去最高を更新

 厚生労働省は6月28日、「過労死との労災補償状況」を取りまとめ公表しました。2023年度の精神障害(メンタルヘルス疾患)における労災補償の請求件数は3,575件(前年度比892件増)、支給決定件数は883件(同173件増)、支給決定された件数のうち自殺(未遂を含む)は79件で、いずれも過去最多となりました。

 支給決定された発症の原因となる出来事では、「上司等から、身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」(157件)、「業務に関連し、悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」(111件)、「セクシュアルハラスメントを受けた」(103件)「仕事内容・仕事量の大きな変化を生じさせる出来事があった」(100件)、の順に多くなっています。

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